今や陸マイラーやホテルファンに絶大なる人気を誇る旧SPGアメックス「以下、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム」は多くのメリットがあります。
一方、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムには見逃しがちなデメリットがあることも事実です。
このページではあえてデメリットについてご紹介したいと思います。
今、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム or アメックスゴールドか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
「マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはデメリットもあるけど、メリットの方が大きいです。」と僕の実体験ではそのように感じています。
特にザ・リッツ・カールトンのクラブレベルに宿泊した時は目ん玉飛び出るんじゃないかと思ったくらい。
アメックスプラチナもホテルメンバーシップの特典でマリオットボンヴォイゴールドエリートが付帯します。
ヒルトンアメックスプレミアムなら年間200万円利用でヒルトンオナーズ最上位、ダイヤモンド会員で、エグエクティブラウンジ無料、1ベッドスイートへアップグレードなど、ヒルトンホテルで最上級のおもてなしを体験できます。
【目次】
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットとは
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット ゴールド・ダイニング by 招待日和が利用できない
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット プライオリティ・パス(PP)が付帯されない
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット 参加できないイベントがある
- お友達ご紹介プログラムで紹介できるのはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムだけ
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット 貯めたポイントは全てマリオットのポイントとして貯まる
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持つと、宿泊するホテルがマリオット、ザ・リッツ・カールトン、SPGになってしまうデメリット
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年会費が高いことがデメリットなのか?
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットとは
今や大人気を誇るマリオットボンヴォイアメックスプレミアムですが、確かにメリットは多くあります。
マリオットボンヴォイ参加ホテルの滞在でマリオットボンヴォイゴールドエリートの特典が利用できたり、ボーナスポイントがもらえたり、対象レストランやバーで15%割引が受けられたり、多くのメリットが体験できます。
そんなマリオットボンヴォイアメックスプレミアムですが、メリットばかりではありません。
もちろん、デメリットもありますのでご紹介します。
アメックスプラチナもホテルメンバーシップの特典でマリオットボンヴォイゴールドエリートが付帯します。
プラチナ・コンシェルジュで24時間365日、ホテル・航空券・レストランなど予約可能
ヒルトンアメックスプレミアムなら年間200万円利用でヒルトンオナーズ最上位、ダイヤモンド会員で、エグエクティブラウンジ無料、1ベッドスイートへアップグレードなど、ヒルトンホテルで最上級のおもてなしを体験できます。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット ゴールド・ダイニング by 招待日和が利用できない
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは、アメリカン・エキスプレスのカードランクではゴールドカードに位置付けられています。
アメックスゴールド には「ゴールド・ダイニング by 招待日和」という2名以上の利用で1名分のコース料理が無料になるサービスがございますが、SPGアメックスではこの特典を利用することができないのはデメリットです。
「ゴールド・ダイニング by 招待日和」の評判はどうなのかというと、かなりお得な良い感じのダイニング特典です。
たとえば、1名10,000円のコース料理があって、2名で予約する通常20,000円ですが、半額の10,000円で利用することができます。
「半額だから接客も味もイマイチなんじゃない?」とお考えの方も多くいらっしゃると思いますが、これが実は全くの逆で、お店としては新規のお客さんに「お店の味を知って欲しい」という願いがありますので、あえて自慢の料理を半額で提供しています。
お店の味を知っていただく、2回目、3回目のリピーターになっていただくためのサービスとして提供しています。
だから、お得なんです。
ホール責任者や料理長自らお見送りしていただいたこともありますよ。
アメックスゴールドかマリオットボンヴォイアメックスプレミアムのどちらにするかご検討中の方は「ゴールド・ダイニング by 招待日和」をどの程度利用されるかで、ご判断されてみてはいかがでしょうか。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット プライオリティ・パス(PP)が付帯されない
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットは、アメックスゴールドに付帯している「プライオリティ・パス」が付帯していないことです。
プライオリティパスとは、世界中で提携している1,400ヶ所以上のVIP空港ラウンジが利用できるサービスです。
利用できるラウンジは各国で異なりますが、航空会社のビジネスクラスの空港ラウンジが利用できたりします。
世界中を股にかけるSPGですが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムにはプライオリティパスが付帯していないので、海外では空港ラウンジを利用できません。
もちろん、航空会社の上級会員、ビジネスクラスまたはファーストクラス搭乗者はそれぞれの航空会社が設けている空港ラウンジが利用できます。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持っていて海外旅行に行く場合、プライオリティパス(現地の空港ラウンジ)が利用できなくて不便に感じるのは普通席でフライトする場合です。
ビジネスクラスやファーストクラスでフライトする場合は航空会社が設けているビジネスクラスラウンジ、ファーストクラスラウンジが無料で利用できます。
唯一、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムで海外の空港ラウンジが利用できるのは、ハワイ(ホノルル)のダニエル・K・イノウエ空港ラウンジです。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムとアメックスゴールドのどちらかを検討中の方は、「海外旅行でプライオリティパスの出番がどれだけあるか?」で判断されてはいかがでしょうか。
毎年必ず2回は海外旅行に行く方はプライオリティパスの恩恵がありそうです。
僕的には空港ラウンジをこだわるより、ホテルにこだわった方が良いと考えています。
空港ラウンジってフライト前の休憩なので、利用する時間も1〜2時間程度だし、頻繁に海外旅行に行かないのであれば、あえてプライオリティパスに重きを置くよりホテル滞在をメインに考えるとSPGアメックスの選択になると思います。
アメックスプラチナにはプライオリティパスはもちろん、世界中の空港ラウンジ「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」が利用できます。
アメックスプラチナもホテルメンバーシップの特典でマリオットボンヴォイゴールドエリートが付帯します。
米国発行のマリオットボンヴォイブリリアントアメックスカードはプライオリティパスが付帯します。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット 参加できないイベントがある
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットは、アメリカン・エキスプレスのセンチュリオンライン(百人隊長)会員限定のイベントに参加できないことです。
2017年に提供された期間限定の「アメックスカフェ」です。
こちらに参加できるカード会員は、アメックスグリーン、アメックスゴールド、アメックスプラチナ、アメックス センチュリオン会員となっており、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム会員は利用することができません。
2021年の最近では、ステイケーションのイベントです。
アメックスイベントはアメックスゴールド、アメックスプラチナ、アメックスセンチュリオンの3つのカードが対象になります。
正直、アメックスのイベントでハズレはありません。
全てにおいて最高のパフォーマンスを提供していただけるので、アメックスのイベントへ参加を希望される方はアメックスゴールドを選ぶと良いでしょう。
期間限定のアメックスカフェ
- 東京国立博物館内のゆりの木のアメックスカフェ(春)
- 東急プラザ銀座のアメックスカフェ(夏)
- 表参道や代官山のアメックスカフェ(秋)
など、センチュリオンライン(百人隊長)のアメリカン・エキスプレスのカード会員限定イベントとなります。
この素敵なイベントにSPGアメックス会員は参加できません。
アメックスのイベントが大好きな方はアメックスゴールドがおすすめです。
このイベントって、僕も実際に体験しましたが結構楽しかったりします。
アメリカン・エキスプレス会員専用のリザーブシートが用意されていて、窓際の良席がアメックス会員専用になっています。
また、アメリカン・エキスプレス会員専用のメニューがあり、とても楽しく、美味しくアメックスカフェを体験できますよ。
アメックスのイベントはぜひ押さえておきたいので、SPGアメックス会員が参加できないのはデメリットとなります。
お友達ご紹介プログラムで紹介できるのはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムだけ
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットとして、「お友達ご紹介プログラム」を経由して知人や友人を紹介しようとしてもマリオットボンヴォイアメックスプレミアムのみ紹介の対象カードとなります。
アメックスグリーンやアメックスゴールド、ANAアメックスは紹介キャンペーン経由で紹介することができません。
万が一、お友達が「どうせ持つなら有名なアメックスゴールドがいい!」となった場合、紹介することがでないのがデメリットですね。
でも、このお友達ご紹介プログラムはSPGアメックスを持つにあたり、そんなに大きいデメリットではなさそうですね。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリット 貯めたポイントは全てマリオットのポイントとして貯まる
センチュリオンライン(百人隊長)のアメリカンエキスプレスのカードで貯めたメンバーシップリワードのポイントは使い道が豊富に用意されています。
日常使いに嬉しい商品券、家電、参加型イベントなどにポイントを交換することができます。
一方、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットとして、貯めたポイントはマリオットボンヴォイのポイントとして貯まります。
ですので、マリオットボンヴォイが決めたポイントの使い方となります。
生活に密着した商品券に交換できないのがマリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットとなります。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのポイントを商品券に交換できないのはデメリットですが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのポイントを無料宿泊アワードに交換してリワードプログラムに参加する高級ホテルに無料で宿泊できることです。
また、お部屋のアップグレードやクラブラウンジ利用にもホテルのポイントが使えます。
マリオットボンヴォイのポイントはJALやANAのマイルに交換することができます。
これらに関してはメリットが大きいです。
ポイントに関しては商品券に交換を希望される方はデメリットになります。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持つと、宿泊するホテルがマリオット、ザ・リッツ・カールトン、SPGになってしまうデメリット
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持つと、旅行や出張で宿泊するホテルが限定される可能性があります。
マリオットボンヴォイ参加のホテルに限定されるかもしれません。
お得にホテルの特典・サービスを享受したい、お得にポイントを貯めたい衝動に駆られるためです。
僕もそうですが、以前だとその時々の状況によりホテルを決めていましたが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持ってからはマリオットボンヴォイ系列ホテルに限定されるようになりました。w
でも、これって悪いことではなく、マリオットボンヴォイ提携のアメリカン・エキスプレスのカードなので当然の成り行きとなり特にデメリットでもないかもしれません。
訪れる都市にマリオットボンヴォイ参加ホテルがあると嬉しくなりますね。
ANAアメックスならANAグループ便やスターアライアンスを選んで搭乗するし、デルタアメックスならデルタ運行便やスカイチームを選んで搭乗するのと同じで、提携する会社を贔屓にするのは当然の流れですよね。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムならマリオットボンヴォイ参加ホテルを選んで宿泊するのはデメリットではないかもですね・・・。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年会費が高いことがデメリットなのか?
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの年会費は49,500円(税込)と高額な年会費となります。
他社のプラチナカードの年会費となりますが、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムのカードランクは「ゴールドカード」なんです。
もともと、アメリカン・エキスプレスのカードは、他社のワンランク上の設定になっていて、アメックスグリーンで他社のゴールドカード、アメックスゴールドやSPGアメックスは他社のプラチナカードに相当します。
もちろん、付帯されている特典・サービスも他社プラチナカードレベルとなっており、とても手厚い内容になっています。
なので、「付帯されている特典・サービスをどれだけ利用するのか」でアメックスゴールドやマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの価値が決まってきます。
多く利用される方にとっては年会費は安く感じられますし、あまり利用されない方には年会費が高く感じられデメリットになります。
広く言われているのは、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブなどのT&Eカードは、単なる決済手段として持つクレジットカードではなく、「付帯されている特典・サービスがどれだけあるのか」で価値が決まると言われています。
余暇を楽しむためのカードがT&Eカードですので、旅行やエンターテインメント特典が充実していて、その分年会費も高めに設定されています。
単に日々の決済だけを考えると、当然、VISAやMasterCardの方が加盟店が多いので日本のみならず世界中で不便はしません。
このクレジットカードの年会費のお話になると、特にアッパークラスのカードで顕著になってきます。
アメックスプラチナやダイナースプレミアムには多くの特典・サービスが付帯されていますが、ほとんど利用されない方には年会費が相当高く感じられますが、よく利用される方には逆に安く感じられるのではないでしょうか。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはホテル提携カードですので、参加するホテルでの利用で絶大なるメリットを受けることができます。
先ほどもご紹介しましたが、SPGアメックスを持つと宿泊するホテルはマリオットボンヴォイに限定されるというお話は結局、使えば使うほど年会費以上のメリットを受けられるからなのです。
僕が実際にマリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持って、利用してそれを強く感じました。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを持って、マリオットボンヴォイ参加のホテルに宿泊すると、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋のアップグレードなど、一見さんは有料となるサービスを全て無料で受けることができます。
そのホテルによりますが、価値としては数万円になると推測されます。
これだけ見てもマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの年会費が高いというデメリットはなく、むしろ絶大なるメリットの方が大きいです。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムには、すぐに年会費の元は取り戻せるだけのパフォーマンスは備わっていると感じています。
そのように感じるためにはぜひマリオットボンヴォイ参加ホテルに宿泊しましょう。
ただし、これらの特典・サービスは、季節要因、その日の空室状況により異なります。
あまり期待しすぎると逆に不快な思いをしますので、「あれば嬉しいな!」くらいで考えておくと、実際に「あった!」時に嬉しさ倍増ですね。
で、これらの恩恵を受けやすいのは閑散期に利用することです。
閑散期とは、基本的に大型連休以外、週末以外、休み前日以外の平日、海水浴メインのホテルを冬に利用するであったりします。
つまり、皆さんが利用しない日を選ぶとお得が増えるかもしれません。
「マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは無駄だ。」「マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはやめる」とお考えの方は、もう一度ご検討ください。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年間150万円以上の利用とカード継続で、2年目以降毎年、無料宿泊特典がもらえます。
今回はマリオットボンヴォイアメックスプレミアムのデメリットのお話でしたが、結局、メリットの方が多いクレジットカードですのでデメリットを見つけるのは難しいです。
アメックスプラチナもホテルメンバーシップの特典でマリオットボンヴォイゴールドエリートが付帯します。